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2014年6月14日より
「考えて」野球をする習慣を付ける
私がやるべき事は、正しい技術を叩き込む事です。
しかしそれとは別にもう1つ大事な事があると最近私は再確認しました。
それは選手達に自分自身の脳で考えて練習、野球をする習慣をつけさせる事です。
私が指導をしたらその瞬間はとても良くなるんですが、それは本当に自分のものになっている訳ではないんですね。
自分自身で考えて全てに意図をもって練習、プレーする事で、1つ1つに出来た出来ないという答え(結果)がでます。
そこで出来た時に、出来るまでのプロセスを自分自身で知る事が出来て、それが自分の引き出しになり、初めて自分のものになるんです。
私は塾生を体力的に死ぬほど追い込んだ事はありません。
理由は技術向上には必要ないと思うからです。
百歩譲って、子供の頃に限界のキャパを広げるのは必要な事かもしれないので、完全否定はしませんが、それは各チームの練習にお任せします!
私も練習で何度も殺されかけましたからね…
それより私がやるべき事は、死ぬほど考えさせる事だと思っています。
最近は意識的に教えるだけでなく質問責めにしています。
教えられるだけなら右から左に流れて行くものです。
これはしょうがない事です。
増しては子供ですからね。
しかし質問したら答えないと行けません。
答えが正解か間違いかは重要ではないんです。
間違えてたら教えればいいだけですからね。
それより答えを考える時間を作ってあげる事に意味があると思います。
プロの選手がスランプに陥って悩んで考えてまた悩んでと言う時に、「もー何も考えんで行け!」みたいな事はよく聞きますが、それと、技術がまだ未熟な子供達が何も考えずプレーするのは訳が違います。
人は誰もがする当たり前の行動「歩く」という行動ですら10人いれば10通りの歩き方があり、良い歩き方、悪い歩き方があります。
悪い歩き方の人は意識的に良い歩き方に修正しないといけません。
野球をするという事は、普段の生活でしない動きをします。
増しては、体以外のバットやグローブ、ボールを操作しないといけません。
それを無意識に何となくプレーしていて上手くなる訳がないんですよ。
私は塾生にいつも言う事は、「考えなしで100スイングするなら、考えて考えて真剣に1スイングする方がい良いよ」と言っています。
いい選手とそうでない選手の差はどうやって出るかと言うと身体能力、または練習量の差ではないんですよ。
考える事から逃げず深く考える力、習慣があるのかないのかの差がそのまま実力の差に出ます。
考える事を放棄した人間に成長はありません。
習慣が何かを変えるみたいな言葉がありますけど、何かを変えてくれるなら、
私は塾生にその習慣をつけさせる事に力を入れます。
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