バレル指標とは
まず最初にバレル、バレル指標とは何か?についてお話していきます。
数年前にMLBではスタットキャストというテクノロジーを導入したんですが、そのスタットキャストで多くの打球速度と角度の組み合わせを分析しているとバッターが好成績を残しているスイートスポットが見つかったと言います。
そのスイートスポットをMLB公式アナリストは『バレルゾーン』と名付けた事から『バレル』という言葉が生まれました。
では、その『バレルゾーン』というのはどこかというと、ここです。
打球がバレルとなるには、少なくとも打球速度が158キロ以上必要とされます。
その際は26〜30度の範囲のみバレルとなりますが、打球速度が上がる毎に角度の範囲は広がっていきます。
187キロに到達すると、なんと8〜50度の範囲でバレルとなります。
時速158キロ以上・角度が30度前後の打球は8割を超える確率でヒットになり、その多くがホームランになっているというデータも出ています。
このバレルゾーンの概念を指標としたものをバレル指標といいます。
実際に昨シーズンにバレルゾーンに入った打球の成績は、打率8割を超え長打率も約2.38を超えていたそうです。※長打率の計算 長打率 = 塁打数÷打数
長打率とは、1打数あたりの塁打数の平均値を表します。 塁打とは、「単打=1、二塁打=2、三塁打=3、本塁打=4」として計算します。 1打数1安打1本塁打の選手は、塁打数の4を打数の1で割るので、長打率4.000となるわけです。
という事はバレルゾーンにさえ入れる事が出来れば平均して2塁打以上が期待できるという事になります。
難しく考える必要はありません!
単純にいうと一番打球が飛ぶ角度に自分の一番強い打球を打つ事が出来れば、安打、長打、本塁打になる確率が格段に上がるという話です。
バレル軸とは
『バレル軸』とは何か?
まずはじめに『バレル軸』という言葉は世界で初めてわたくし野球プロ指導者西村悟が作った言葉です。
結論から言うとバレルゾーンの打球を量産する唯一の方法が『バレル軸』を使う事です。
しかもその4本目の軸の存在は世界のトップの打者しか知りません!
バレルゾーン打球量産の唯一の方法
バレルゾーンの存在を知り、バレル指標という概念が生まれると同時に、選手達はバレルゾーンの打球を打つ練習、努力を開始します。
それ自体はとても良い事なのですが、思惑通りにバレルゾーンの打球を増やせていないのが現状です。
結構勘違いしやすいので、ここで補足ですが、バレルゾーンの打球と言うのはゾーンという言葉を使うので打球の飛ぶ角度だけの話かと思いますが、打球速度が最低でも158キロ以上必要という条件もあります!
なのでバレルゾーンとは打球速度と打球角度の組み合わせです。
2つの条件が揃って初めてバレルゾーンの打球といいます。
思惑通りにバレルゾーンの打球を増やせていない最も大きな内容としては打球速度不足です。
単純に技術が足りてないのが主な原因なのですが、その中でも私が見てきて多かったのは打球角度だけを重視したパターンです。
スイング自体は変えずボールの下を叩く事で角度をつけてバレルの角度にボールを打って行くパターンです。
これを言い換えれば、ほとんどの選手がダウンスイングでなおかつインパクトの場所がわかっていないという事になるんですが、ボールの下を叩く事で角度をつけてバレルの角度にボールを打っても角度はバレルの角度内ですが打球速度が伴わないのでバレルゾーンの打球には該当しません。
もう一つは打球角度を小手先で作って行くパターンです、小手先で打球角度だけ作ってもバッティングにおいてヘッドが走らない事には意味がないし同じく打球速度がバレルゾーンには足りません。
さきほど話したボールの当てる場所でバレルの角度に打つのはダメな理由を説明すると単純にバットスイングをボールに伝達する伝達力の話になってきます
単純にパンチでもかすられるよりまともに入った方が衝撃を喰らうじゃないですか。
なので大前提としてボールをまともに真芯で捉えたライナーが打球速度としては1番早いです。
これは補足ですがボールの中心から6ミリ下を打てばスピン加わるので飛距離という意味では最大飛距離が出ると言われてるんですが、それは置いといて、
何が言いたいかと言うと私の生徒達には、自分の1番強い早い打球をバレルゾーンの中でも1番打球速度が必要のないスイートスポット26°から30°に打つ事を基準に設定して欲しいんですよ。
それが打撃においての『最高基準』になるからです。
その『最高基準』を自分の基準にする事が出来れば、多少のミスショットもホームランになる事もあれば、結構なミスショットでもヒットを拾える事もあります。
何故なら今の選手達を見ていると自分の基本設定を良くて8度前後に設定している選手が多いように思えます。
それだと少しのミスショットが致命傷になりそのまま凡打になります。
野球は確率のスポーツです、表にしてバレル指標の概念で見てみるといかに上から叩け、ゴロを転がせ、低く強い打球を打てが論外かがわかりますよね。
バレルゾーンの中でも1番打球速度が必要のないスイートスポット26°から30°に打つ事を自分の基準にするにはやはりバットの入射角が19度は必要になってきます!
バレルの申し子とも言われる世界ナンバー1バッターNYアーロン・ジャッチ選手は「時計の7時を打つ意識でやっている」と実際にコメントも残しています。
結構19°って下からですからね!技術がないとボールに当たる事すら難しいです。
結論を言うとバレルゾーンに該当する打球を量産するには、世界のトップ打者のみが知っている4本目の軸『世界を制すバレル軸』を使いこなすしか方法は無いと言う事です!
逆に言うとバレル軸の使い方さえわかればバレルゾーンの打球を量産出来るという事です!
そのバレル軸の使い方と練習方法の全貌は人生が変わる野球教材『世界を制すバレル軸』で全て公開しております。
詳細は👇コチラから
この記事へのコメントはありません。